今大会は、『対話」がテーマです。私たちは、目の前の対象者と『対話』を続けることで、社会に働きかけることの必要性に気づき、それがソーシャルアクションにつながってきました。その過程を繰り返すことで私たちが大切にする『倫理』や『価値』が形作られてきたのだとも感じています。

　近年、『対話』や『ダイアローグ』という言葉を目にすることが増加している一方で、技法や技術としても理解され、精神保健福祉士が大切にしてきた『対話』の価値に混乱が生じているとも感じています。

​　そこで、『対話』を行う前に、私たちが大切にしていかなければならないものである、かかわりの基盤となる『価値』について改めて考える機会になればと企画しました。